なぜ美容師はホームカラーを嫌うのか?ホームカラーの恐怖

 

 


どうも表参道、青山で美容師をしている中嶋啓太です。

 

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なぜ美容師はホームカラーを嫌うのか?

皆様は美容室に行った際、『ホームカラーなさってますか?』と聞かれた事ありますか?
僕は必ず聞きます。

それはカラーする際に残留色素を確認するためです。残留色素とは髪の毛内部に残っている染料、色の事です。

ホームカラーはご自分で手軽かつ、できる限りムラなく染まる用に染料が多く含まれています。

ホームカラーの場合。

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美容室の染料。

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簡単に説明すると同じトーン(色の明るさ)が一緒でも濃さが違います。

しかし濃さが強いあまりに髪の内部に深く入り込み大きなダメージの原因となってしまいす。
色の濃さだけでなく明るいカラーにいたっても、出来る限り簡単に明るく出来る用、毛髪ダメージの事を考えず強い薬を使っています。

そして濃いカラー剤は表面上は落ちるものの内部に入ったカラー剤はなかなか抜けず、そのためムラになった状態がなかなか治せなく、そして次のカラーの染料と内部に残った染料が混ざりあってしまう絶大な被害が起きます。

※よく美容師で毛髪を海苔巻きで例える事があります。海苔はキューティクル、ご飯は栄養分や色素、具材は芯の部分。このご飯の部分が色素がしっかり染まり、牛丼で例えるとつゆだくになってる形です。

ダメージの事を考えなければ、美容室のカラーより発色がいいのではないか?

そんな事はありません。
普通、美容室のカラー剤100種類以上、僕の美容室では200種類程のカラー剤からその髪にあったカラー剤を選ぶのでホームカラーに比べてダメージが少なくレパートリーももちろん豊富です。

僕のカラー理論は絵の具を考えます。ただパレットが何万通りあるので、それを混ぜ合わせて行く形です。

例えば写真同様グレージュにしたいと思います。

その人の髪質によって発色が異なり、その人にあったグレージュを何100通り出来るのに対し、ホームカラー剤は1つのだけです。

ホームカラーのグレージュは1つしかないにもかかわらず、髪質、染める前の髪色、元の髪色が異なるのに全員が同じ色になるわけがないんです。


では写真のご説明をさせていただきます。

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今までご自分でホームカラーをしていたのですが、どうしても赤くなってしまうとの事でご来店していただきました。

残留色素がとても残っていた為、ブリーチをお勧めしたところ、ダメージの心配でブリーチなしでハイライトを全頭入れる事になりました。

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ミリ単位で均一にホイルを約50枚ほど入れさせていただき、ベージュをベースにアッシュとグレーを混ぜました。
赤みは一切なしにしたいので染料は加減法を使い調節しました。

柔らかい透明感がお好きとの事でしたのでアッシュグレージュなのですが、ベージュを強めに入れました。

 

ハイライトにより色素を出来る限り減らし柔らかいスタイルに仕上げました。

全体的にハイライト入れているのでかなり自然なグラーデーションに仕上がります。


簡単に染められる、手軽さ、とても魅力的だと思います。しかし、美容師の方はホームカラーしてる人はまずいないでしょう。それだけホームカラーの恐ろしさを知っているからだと思います。


中嶋啓太でした。

 


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